渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)※ オフィス担当者が語る!渋谷エリア最大級の オフィスフロアが目指した姿とは!? - CITY UP!

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渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)※ オフィス担当者が語る!渋谷エリア最大級の オフィスフロアが目指した姿とは!?

2019年6月13日

※以下「渋谷スクランブルスクエア」という


今回、想いを語った3人

 

株式会社ジェイアール東日本ビルディング
執行役員
営業本部副本部長
兼 営業企画部長

伊東 康伸

 

 

 

 

 

東京急行電鉄株式会社
都市創造本部
運営事業部
営業一部
営業企画課 課長

平野 隆康

 

 

 

 

渋谷スクランブルスクエア株式会社
営業一部 部長

貴島 邦彦

 

 

 

 

 

オフィスリーシング方針は柔と剛、そして日本と世界

伊東 渋谷スクランブルスクエアは鉄道3社の共同事業ではありますが、渋谷は東急電鉄さんの本丸。どういうビルに、街にしたいかという想いが一番強いのは東急電鉄さんです。そこの価値感をしっかり共有するためにも、密に情報共有しましたよね。

平野 そうですね。私はずっとオフィスリーシングの柱は、「柔と剛」のミックスだと言っていました。「柔」というのはたとえばIT系企業、「剛」というは重厚長大企業やメーカーなどですね。その2つの柱に、日本と世界という視点も加えたいと。日本のトップを走る企業、もしくは日本の中でもシンボリックな企業や、世界という意味では外資系の企業といった要素も強くイメージしながら、想いをお伝えしていました。

伊東 いわゆる多様性ですよね。すでに成熟している企業と、IT企業とが融合することで、スピード感や躍動感、エネルギッシュさを持って成長や変革を起こすというか。そういう街やビルになるような企業を誘致できればな、という想いでいました。

貴島 実は私は当初、少し違ったイメージをしていました(笑)。私は渋谷スクランブルスクエア株式会社に配属前は、東急電鉄で開発の企画をしていましたが、渋谷スクランブルスクエアは渋谷のオフィスビルの“1丁目1番地”になるビルだと思っていました。だからこそ、渋谷のイメージを形づくるような企業で固まるのかなと。つまり、IT系の企業で全部埋まるようなイメージで企画していました。

伊東 そういった意味では、もともと渋谷に拠点を構えておられた「株式会社サイバーエージェント様」や「株式会社ミクシィ様」など、“渋谷らしい” IT企業にご入居いただいたなと思います。

平野 そうですね。加えて外資系の「WeWork Japan合同会社様」、「エヌエヌ生命保険株式会社様」のご入居は、渋谷の新たなオフィスフロアのイメージを形づくるものになりそうです。

貴島 ご入居企業が9社決定し、私が今、運営側の立場から思うことは、「渋谷らしい働き方」が全面に出たブランディングをしたいなと。

伊東 新しい働き方を示したいですよね。渋谷という街は、職場という側面もあれば、文化の発信地でもあります。そこが融合して、絶えず新しい価値を生み出していくということもあるでしょうね。

 

渋谷スクランブルスクエアのオフィスフロアの特徴とは?

貴島 まず、渋谷スクランブルスクエアのオフィスフロアの特徴は働く人たちの服装が堅苦しくないこと。ご入居企業のほとんどが、スーツ着用ではないんですよね。それから様々な出逢いを意識されていて、「イベントをしたい」という企業が多いことも特徴です。閑静なオフィスエリアという印象がある丸の内・大手町の企業で、毎日のようにイベントをしているイメージはないんですよね。

伊東 そうですね。丸の内・大手町はある意味、成熟産業の街ですから、昔からある大企業がそれぞれに立派なビルを構えています。一方で渋谷は、企業同士が公私ともに連携しているところが街の特徴。コラボレーションするというのか、新しいアイデアを共有したり、一緒に協力しながら何かを実現している気がします。

平野 確かに渋谷スクランブルスクエアの特徴を語るうえでは、「つながる」という言葉もキーワードとしてひとつありますね。今渋谷の街は、会社の垣根を越えて違う会社の人たちがどんどんつながり合っています。たとえばカフェで隣の席に座った人と名刺交換をしたり。カフェで交流が始まるというのは渋谷らしいところ。

貴島 今は様々なコミュニケーションツールが発達しているので、IT系企業は特にオフィスに出勤しなくても仕事ができる環境にあるはずなんですよね。なのに、みなさん集まって働くことだったり、イベントだったりを大切にしているのはちょっと不思議でもあります。でもそれは、おふたりがおっしゃるように、街での素敵な出会いがあったり、そこから意外な発見があったり、渋谷の街にはセレンディピティがあふれていることを、企業の人たちがイメージしているからなんでしょうね。

伊東 もっとそういう街になるといいですよね。新しいものとかサービスが生み出されていくことに、我々も渋谷スクランブルスクエアという施設を通して寄与できたらいいなと思っています。

 

渋谷スクランブルスクエアが働くことの価値を変える!?

平野 今回のプロジェクトを進めながら思っていたのは、「世界の渋谷」にしたい!ということ。アジアはもちろん、アメリカ、ヨーロッパなどからも訪れてもらえる街になりたいですね。世界中の方から、日本でも東京でもなく「渋谷」を目掛けてきて欲しいです。

貴島 世界の渋谷になるためには、“渋谷らしさ”を研ぎ澄ますことが大切だと思います。たとえば働き方。よくシリコンバレーをオープンイノベーションの聖地といいますが、渋谷がそのままに真似をしても意味がない。シリコンバレーは弱肉強食の社会で、ちょっと冷たいイメージです。渋谷は“弱肉”の部分をなくしたような街になったら、みんなが幸せになれるのかなと。IT各企業の方は「集まる」ことにこだわっているので、もっとコミュニティをベースとしてみんなで新しいものを生み出せる雰囲気を出せたらいいのかなと思います。

伊東 そういう意味では、渋谷スクランブルスクエアには、「柔と剛」の企業が様々入居されます。今やIT企業と重厚長大企業との垣根はなくなって、否応なしに融合している。ここはそういった働き方、生み出し方を加速させる象徴的な存在になるのでは……と期待しています。

平野 確かに最近の企業の形は変わりました。ひとつの形に捉われず、重厚長大企業も1部門だけはIT関連の事業をしていたりと、企業が今まで持っていた形が無くなってきている。その象徴が渋谷なのかもしれませんね。

貴島 ITなしにはイノベーションはできないですからね!なかなかオープンイノベーションの流れを汲めなかった成熟企業が渋谷にきて、「IT系の人たちと混じり合うと、新しい価値が生まれるよね」って意識が変わるといいなと思います。

伊東 そうなることで、新しい働き方とか新しいビジネスの仕方の発信地みたいなものになっていくんじゃないですかね。それは、渋谷にというよりも、もっと大きな視点で影響を与えていくかもしれませんが。

貴島 あとは、働く人が渋谷に来る意味がある街であり続ける必要がありますよね。働き方改革が進んでいる今、家での仕事だけでは得られない何かがあることを、突き詰めて考えていかなければいけません。それはオフィススペースが快適だ、ということだけではこと足りず、働く人たちにとって「いい環境ってなに?」ということを、そこに歩いている人や流れている音楽なども含めて考えることだと思います。

伊東 きっとデスクワークをしに行くとか、資料を作りに行くこと以上に、会社に来ることでいろんな発見があったり、人と知り合えたりすることが大切なんでしょうね。渋谷スクランブルスクエアは、そういった出逢いやコミュニケーションのために会社に行くと言ってもらえるような、人と人とのネットワーク構築がしやすいオフィスになると嬉しいなと思います。

 


▲ オフィスロビーイメージ


▲ オフィス専有部イメージ

 

渋谷を取り巻くオフィスマーケット事情とは?

東京オフィスマーケットは今、好況な時期にきています。「渋谷」に限定してみても活況を呈していて、オフィス空室率は0%。つまり物件を探してもない状況です。2008年に起きたリーマンショックの影響でマーケットが崩れ、オフィス空室率は上がり続けていましたが、渋谷は2010年を空室率ピークとし、2011年には回復しています。これはマーケット全体に比べて、2年ほど早い動きです。ちょうど2011年の渋谷は、サイバーエージェントやミクシィ、LINEが拠点を構えた頃。そういったコンテンツ系のIT企業の売り上げや規模が拡大した時期とリンクしています。経済センサスを見ると、情報通信業が多いのは「渋谷・田町・神保町」の3エリアとデータで出ています。田町はメーカーに付随するIT企業、神保町は出版。インターネットビジネスサービスは、渋谷が圧倒的に多いんですね。この分野が伸びていることがマーケット事情に非常に影響しています。
今までの渋谷はIT系企業で潤っていましたが、さらなる展開を考えると他産業も増やす必要があります。「渋谷スクランブルスクエア」というシンボリックな施設は、様々な産業の人たちが目指すべき場所になり得るのではないかと考えています。以前は外資系といえば六本木・赤坂・虎ノ門というイメージがありましたが、ここ最近は東京駅周辺に動いています。各エリアとも変化をしており、裾野を広げています。今「IT=渋谷」のように、顕著な特徴があるエリアはほとんどなく、且つIT企業の集積地であることは渋谷の強みです。IT企業+アルファの裾野を広げていけると、マーケット価値がさらに上がるのではないかと思います。

 

シービーアールイー株式会社
バリュエーション・アドバイザリー&
コンサルティング・サービス本部
東日本カバレッジ部
シニアディレクター

飯沼 清高

 

 

Pick up Topics
「問い」から社会的価値を生み出す「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」との連携も!

渋谷スクランブルスクエア15階に誕生する会員制の産業交流施設「SHIBUYA QWS」。オリジナルプログラムのエッセンスを体感できるイベントとしてスタートしたSHIBUYA SCRAMBLE SERIES Vol.3が6月3日に開催されました。今回は“未来の食「わたし達は何を食べていくの?」”をテーマに料理、研究、フードエッセイスマート農業など様々な観点から食に携わる6名のゲストが登壇し、トークセッションが行われました。会場では、素朴な疑問から哲学的な考察まで食にまつわる多様な「問い」が投げかけられ、白熱した意見交換が行われました。今後、SHIBUYA QWSではオフィス入居企業と連携したイベント等の活動についても行っていく予定です。


▲ 未来の食「わたし達は何を食べていくの?」イベント会場風景

 

Interview01
渋谷スクランブルスクエアに、注目企業が続々集結!

渋谷エリア最大級の広さを誇る「渋谷スクランブルスクエア」オフィスエリアには、9社の入居が決定!
Interview企画01・02では、注目の入居企業から渋谷への想いや今後の展望・期待について伺いました。

|株式会社サイバーエージェント

渋谷の魅力はIT企業の集積地効果
さらなる価値向上へ寄与したい

創業地ということもあり、渋谷にはたくさんの魅力や可能性を感じています。特にIT企業がスタートアップを中心に集まっており、渋谷にいれば情報が集まり、ビジネスの入口から出口までが完結するという“集積地効果”の高さがあります。また、若者に向けたサービスを展開している我々にとって、街に集う若者が発信するカルチャーを吸収しながら、サービスを開発・運用できる点は渋谷の大きなメリットです。
これまで私たちは、渋谷界隈に十数拠点を展開し事業を行ってきました。複数拠点を構えるメリットもありましたが、 「チームサイバーエージェント」をミッションステートメントに掲げている我々にとって、物理的な距離はやはりデメリットです。目に見えない時間のコスト削減を目指すフェーズに来ていたところに、エリアで最大級のオフィス面積を誇る「渋谷スクランブルスクエア」が完成。入居の理由は様々ありますが、ひとつに集まり、チームで仕事を遂行する効率が上がると見込めたことは大きいですね。
渋谷スクランブルスクエアに入居することで、「渋谷の、日本のランドマークで仕事をしている」と社員が誇りをもってくれたらいいなと思うのと同時に、これに満足をせず施設と街と共に成長していきたい。2018年から行っている「SHIBUYA BIT VALLEY」プロジェクトはその一翼。弊社を含む渋谷に拠点を置くIT企業と渋谷区でタッグを組み、渋谷からモノづくりの底上げにつながる活動を目指しています。ITの集積地である渋谷に、“エンジニアの街”というタグ付けが加わったら、IT企業にとってのプラスになることも多い。渋谷の価値向上に向けて、渋谷を代表するような企業と共に様々なことに取り組んでいきたいと思います。

 

 

執行役員 人事本部 本部長
武田 丈宏

 

 

 

 

 

|株式会社ミクシィ

コミュニケーションサービス創出のために必要な“刺激”に溢れた街

 設立当初から渋谷区にオフィスを構え、20年にわたり地域と共に歩んできました。コミュニケーションサービスを創出する当社にとって、トレンドやエンタテイメント性に敏感に、新しい感度を持つことは大切なこと。IT企業やエンジニアが多く集まり、若者やクリエーターがトレンドやエンタテイメントを生み出す渋谷からは、そういった刺激を受けています。SNS「mixi」やスマートフォンアプリ「モンスターストライク」を生み出せたのも、新しい世界を作り出そうと志を持つ人が、コミュニケーションを通し切磋琢磨する街だからこそ。「渋谷スクランブルスクエア」は、若者やクリエーターがさらに集まり、新しいモノを生む中心地になると期待しています。常に新しいコミュニケーションサービスを創出する当社にとって、これからの成長に最適な場所といえます。今後もここから、“ユーザーサプライズファースト”という企業理念のもと、ユーザーの想像や期待を超える価値を提供し続けます。

 

コーポレートサポート本部
はたらく環境室 室長
平山 英輝

 

 

 

 

 

|WeWork Japan合同会社

価値観の親和性が入居の決め手
国内最大級の拠点で街のさらなる活性化に大きく影響する存在に

「混じり合い、生み出され、世界へ」という渋谷スクランブルスクエアのコンセプトは、「コミュニティ、イノベーション、グローバル」というWeWorkが大切にしている価値観と親和性が高く、国内最大級の拠点に最適な場所。渋谷が生まれ変わるタイミングに、その象徴となる施設に入居するWeWork渋谷スクランブルスクエアからは、新しいアイデアやモノ、カルチャーを世界に発信できることを楽しみにしています。渋谷区は「ちがいをちからに変える街。」という未来像のもと、多くのチャンスや出逢いが溢れています。スタートアップやクリエーターが集まるこの街を我々がさらに活性化できることに、非常に大きな可能性を感じています。

 

副社長
営業・マーケティング統括
髙橋 正巳

 

 

 

 

 

Interview02

|株式会社ロッキング・オン・ホールディングス

進取の気風に満ちた街からの刺激が渋谷の魅力
渋谷スクランブルスクエアには、スタートアップ企業の誕生と成長への支援に期待

 

経営企画部 部長
其田 尚也

 

 

 

 

 

 

ロッキング・オン・グループにとっての渋谷とは?

ロッキング・オン・グループは30年以上にわたり、渋谷にオフィスを構えています。ロッキング・オン・グループが企業体として大きな成長を遂げた渋谷には、我が社の歴史が蓄積され、現在の事業が展開され、未来への戦略が描かれ続けています。そのため渋谷は、ロッキング・オン・グループの歴史と未来を刻む場所であるといえます。
一方で渋谷には、「若者の街」というイメージが強くあります。しかし近年は、多くのIT企業やスタートアップ企業が進出したことで、集う人の年齢や人種、国籍などが多様化しています。渋谷に集まる人や情報は、「量」のみならず「質」も非常に高い。それらすべてが相互にフィードバックを与えあい、巨大なシナジーを生んでいる渋谷を、私たちは「最先端のコンテンツが創出される場所」だと感じています。

カルチャーを発信する企業が感じる「渋谷の魅力」とは?

渋谷の魅力は、音楽、映画、美術、ファッションなど、ありとあらゆるエンタテイメントが高い密度を保ちながら豊かに集合している点です。スクランブル交差点の、あの「混沌」も、旅行者にとって今まで体験したことのないエンタテイメントです。また、渋谷を中心に原宿や恵比寿、青山など個性的かつ魅力的なエリアが存在する点もユニーク。こうした文化圏としての広がりも大きな魅力です。なにより、ロッキング・オン・グループのように、「エンタテイメントを創造・発信する側」の企業にとって、変化を恐れない姿勢やクリエイティビティ、革新性、豊かな構想力といったベンチャー・マインドを持つ企業が多い点も魅力です。我々も、常にスタートアップ企業であり続けたいと考えていますが、渋谷には進取の気風が満ちていて、とても刺激を受けます。

今必要なのは、有機的一体性と生産性・効率性の向上

現在ロッキング・オン・グループは、5つの会社で構成されています。部署横断、会社横断のプロジェクトも非常に多いため、スタッフが所属部署にとらわれず、自由に動き、働くことを支援することが重要だと考えました。また、スタッフ同士の自由闊達な議論を可能にするため、会議室やミーティング・ラウンジをより充実させるほか、生産性や効率性を向上させるため、しっかりと「集中できる空間」「休める空間」も必要だと考えています。そのため、グループの有機的な一体性を高めることができ、かつスタッフの働き方を充実できる移転先を探しているときに、「渋谷スクランブルスクエア」と幸運なめぐりあわせがありました。「渋谷スクランブルスクエア」では、ロッキング・オン・グループの目的を叶えられると期待し、入居を決めました。

渋谷の進化に膨らむ期待

ロッキング・オン・グループは、約45年前に洋楽雑誌『ロッキング・オン』を創刊したときから現在に至るまで、音楽の「聞き手」「参加者」「読者」が何を求めているかを探求し、そのニーズを実現することに注力してきました。その結果、ロッキング・オン・グループでは、出版事業、イベント事業、アーティスト・マネジメント事業など、新しい事業が生まれ続けています。新オフィスに移転しても、企業としての理念・行為規範に忠実であり続け、世界に比類のない音楽企業を目指して邁進します。
また、「渋谷スクランブルスクエア」の完成には、たくさんの期待で胸が膨らんでいます。渋谷がさらなる進化を遂げ、「エンタテイメントシティ」として国内外で認知されることへの寄与や、スタートアップ企業の誕生と成長への支援などを特に期待しています。

 

1972年に発行された創刊号の表紙

 

 

 

 

 

 

 

 

渋谷(歩行者天国・東急百貨店本店前通り)
撮影年月日 1970年
提供:東急電鉄