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渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点 「SHIBUYA QWS」とは

2019年7月11日

「SHIBUYA QWS」のこと、まるっとぜんぶ、教えます!

渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)の15階に開業する、
会員制の産業交流施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」。
SHIBUYA QWSとは一体どんな施設なのか?全体像について解説します!

 

Q SHIBUYA QWSのきっかけは何?

「SHIBUYA QWS」は、社会価値につながる未来の種を生み出すこと、ならびに0から1を創出することを実現するプログラムを提供し、活動を支援する施設です。この事業は、2013年1月に東京都に対して都市再生特別地区の都市計画提案をしたことからスタートしました。国内外の企業や大学との連携を促し価値創出をしていくこと、そして渋谷に集積しているクリエイティブ産業のさらなる振興や新規事業の開発を軸に据えて企画した施設です。

 

Q SHIBUYA QWSが大切にしていること

「問い」と「スクランブル」を大切にしています。問うことは考えることです。あふれている情報の中から、何が重要なのか選択することが難しい時代です。ここで考えることを放棄した瞬間に、人は受動的になってしまい、何も生みだすことはできません。それを解決するために、問う場を提供することで手助けができるかもしれないと考えています。また、同じ問いや課題を持つ人をつなげることも大事。単一の属性ではなく、多様な人たちがいるコミュニティづくりを目指しています。その中でスクランブルすることで、同じ志を持つ者同士のチームができ、新しいことを生み出す人材を輩出できるのではないかと思います。

 

Q どのような人たちが集う場所ですか?

企業人もいれば行政の人、学生もいる。そういった肩書も立場も分野も越えて、これまで交じり合うことのなかった人々が集う場です。中でも属性にとらわれず、異分野を越境する新しい視野を持ち込むことができる人が面白いことを巻き起こしてくれるのではないかと期待します。 SHIBUYA QWSは必ずしもスタートアップやベンチャー企業の支援だけを行う施設だとは考えていません。社会に対して持っている違和感など、何か新しいものを生み出すうえで大切なマインドを持って「社会を変えたい」「インパクトを与えたい」と思っている人を支えます。

 

Q どのような活動や支援があるのですか?

サービスの一つとして「QWSプログラム」を用意しています。社会価値につながるアイデアや新規事業など、可能性の種が生まれることを支援する内容になる予定です。ステージを3つに分け、「出会う/磨く/放つ」をテーマにプログラムを検討中です。最終的には社会実装することを目指した支援を考えています。他にもSHIBUYA QWSでの活動を醸成させるために、様々な取り組みを考えてます。「Scramble Society Support(スクランブル・ソサエティサポート)」もそのひとつ。メンバーと密にコミュニケーションを取り、「このプログラムを受講してみたら?」「この人と会ってみるといいよ」など、つなぐ支援をするコミュニケーターを常駐させたいと思っています。

 

Q どうしたら会員になれるのですか?

7月4日(木)からオフィシャルWEBサイトにてお申し込みいただけます。
(URL https://shibuya-qws.com)

 

SHIBUYA QWSの充実フロアを公開!

「問い」を持つ個人もしくはグループで活動する「QWSメンバー」と、法人会員「QWSコーポレートメンバー」、各分野におけるリーディングプレイヤーなど、QWSの価値に共感し、支援するコミュニティ「QWSコモンズ」で構成される会員方が活動するフロアになります。

 

Special Interview

渋谷から世界へ問いかける
ー「SHIBUYA QWS」に期待することー

今回想いを語った3人

株式会社 内藤廣建築設計事務所
建築家/
東京大学名誉教授

内藤廣

 

 

 

 

 

 

株式会社ロフトワーク
代表取締役

林千晶

 

 

 

 

渋谷スクランブルスクエア株式会社
営業一部
SHIBUYA QWS
ディレクター

野村幸雄

 

 

 

 

大学連携事業協定の締結で「QWSプロジェクト」は大きく前進

野村 SHIBUYA QWS(以下、QWS)にとって、おふたりの存在はとても大きくて。林さんとは、最初のコンセプト設計の相談から始まり、内装プランなどハード計画に丸3年ほど携わっていただいています。1年前くらいから、ソフト面でもご一緒していただいていますね。

 QWSに関わるのは、「運命だな」と思っているんです。 渋谷にオフィスを構えて来年で20年を迎えますが、「渋谷から世界に」「違いを力に」っていうのは、ロフトワークも信じてやまないんですね。渋谷って本来、世界に羽ばたく可能性を持った街だよねって。しかも完成されたものじゃなくて、それをつくっている。「問い」ながら可能性をつくり続けるというQWSが求めているものに共感しました。

野村 内藤さんとQWSの大きな関わりのひとつは、東京大学との連携事業協定締結の礎を作っていただいたことです。2017年5月、なかなか連携事業協定が進まなかったところに働きかけをしていただき、大きく前進しました。

内藤 大学にも身を置いていたので、大学や個別の研究が閉ざされていることを課題視していました。大学連携というのは、大学を開くことを意味します。大学側から開くことに意義があると思い、連携事業協定のために動きました。

野村 確かに、欧米では理工学部で哲学を学んだり、デザインやサイエンスをしている人が混ざり合っていますが、日本は学部学科で縦割りされています。大学は殻に閉じこもっているのではなく、社会に接していかないと新しい研究課題をインストールできないのではないかと感じています。

内藤 一方でQWSは、自分の価値そのものをもう一度見直すような場所になるべきではないでしょうか。自分に対する疑問、資本主義社会に対する疑問、その時々の日本の社会情勢も含めて問い直して、答えを探す場所。答えはなくてもいいから、問う場として存在できるといいですね。

 そういう意味では、QWSの由来になっている「Question with Sensibility」は、まさに言い得ていますよね!

 

QWSが渋谷に誕生する理由

 QWSでは 「出会う/磨く/放つ」をプログラムフレームにしています。出会ってチームをつくり、チームの中で磨かれて確実に「問い」が深まっていって。それが渋谷、東京、はたまた世界に放たれる。その矢の大きさや向きも自由で。これって、以前内藤さんが基調講演で話されていた「渋谷では矢印が右も左もいろんな向きに交差している。だけどどこかで出逢い、また離れていく」っていう渋谷像とまさに同じだなと思っています。

野村 そうですね。渋谷は周辺に大学があって若者が集まりやすい街です。若者が集まることが問題だとされた時代もありましたが、むしろ若者と大人が交じり合う渋谷だからこそ、QWSみたいな新しいことにチャレンジできるんだと思います。

 ここに来ると若い人が何をしようとしているのかが分かるというのは、私たちの立場的にはいいですね。渋谷が、東京が、どうやって動いていくのか、QWSに定期的に来てみたいなという想いがあります。

内藤 QWSに集まる可能性を秘めた若者には、インターネットでは知り得ることができない情報にぜひとも触れてほしい。たとえば、講演者はどんな声で、どんなしゃべり方をするのかなど、熱量を目の当たりにするライブ感を受け止め、“何か”の発想につなげて欲しいと願っています。

 

VOICE
SHIBUYA QWSに携わる人の声

自らの「知」を磨く場に

多様な人が集まる場を提供したいと考え、大学人としてプロジェクトの企画に携わっています。SHIBUYA QWSには、様々な人や組織が双方向にかかわり、刺激し合い、自らの「知」を磨くことで新しい価値を生み出していく可能性があります。
さらに生み出された価値を世界に発信していく役割も期待されます。そのためには、多様性や創造性、他者の成果に対する尊敬が満ち溢れた雰囲気を作り上げる必要があります。自由闊達な意見交換ができるコミュニティとして成熟していけば、渋谷が世界でも類を見ない「イノベーション・ディストリクト」になることも夢ではありません。

 

東京大学
生産技術研究所
教授

野城智也

 

 

 

 

渋谷ならではの出会いを

SHIBUYA QWSには「新たな出会いが生まれる概念空間」が立ち上がることを期待します。デジタルメディアのアルゴリズムに当てはまらない出会いが生まれ、感性を鍛える場。若者文化をリードする渋谷らしく、サブカルチャーを生み出す反骨精神も取り入れられると、街の文化的な原動力に繋がるのではないでしょうか?
私たちは「リクリエーション」をキーワードにプログラムをつくりたいと思います。遠足のような「遊び」があって、具体的な成果物を期待される人にも「余白」ができる。思考の流動性を高め、新しい価値を生み出す器のように機能してほしいです。

 

 

NPO法人
ドリフターズ・インターナショナル
理事/
パフォーミングアーツプロデューサー

中村茜

 

 

 

QWSから世界へつながる

SHIBUYA QWSの空間を注意深く観察してもらうと、日常的によく見る素材が、日常的にあまり見ない場所や方法で使われています。
既視感と違和感、既知と未知、そういったものがごちゃ混ぜになった、「問い」が生まれる空間を考えました。
捉えどころがなく、人によって抱くイメージが全く異なる、「動いている街」渋谷を舞台としたSHIBUYA QWSから、ビルを飛び出して街全体を巻き込み、更には世界につながるプロジェクトが数多く生まれることを期待しています。

 

 

 

DOMINO ARCHITECTS
代表

大野友資

 

 

 

 

渋谷の新しい価値を見出す

「問い」の感性を養う「QWS Cultivation Program」の開発を行っています。ワークショップを通じて、SHIBUYA QWSに集まる人々の「問い」を深め、結びつけ、磨き、社会価値へと昇華させるためのプログラムです。渋谷には様々なバックグラウンドを持つ人々が集まります。多様な「問い」が交錯し、次々と化学反応が生まれる場として機能すれば、渋谷という街のポテンシャルが活かされるのではないでしょうか。今あるリソースを活かすだけでなく、「こんな渋谷もあったのか」という一面も見せることで、渋谷がアップデートされていくことに貢献したいです。

 

株式会社ミミクリデザイン
代表取締役/
東京大学大学院
情報学環 特任教授

安斎勇樹

 

 

 

 

 

Pick up Topics
7月4日(木)から会員募集& 「SCRAMBLE HALL(スクランブルホール)」利用申込受付開始!
SHIBUYA QWSでは、7月4日(木)からオフィシャルWEBサイトで会員募集を開始します。
(URL https://shibuya-qws.com
また、同日7月4日(木)からSHIBUYA QWS内のイベントスペース「SCRAMBLE HALL」の利用申込受付を開始します。
(URL https://shibuya-qws.com/space/rental

 

オープントライアルを開催!
QWS独自プログラムである「QWS Cultivation Program」をご体感いただけるオープントライアルを6月25日(火)から実施します。このプログラムは、「問い」を持った仲間と出会い、「問い」が立ち上がる瞬間から、対話や哲学的アプローチを通してそれぞれの「問い」が深まっていくところまでのプロセスを体感していただける内容となっています。
(URL https://qws-culpro-vol01.peatix.com)